20周年記念 『軌跡』を終えて

#01 1st.stage「カシズク」

9会場11回(途中で1回追加)で行われた2021年12月から2022年3月の4ヶ月を振り返ってみたいと思います。

1st. stage は『カシズク』(2021.02.03-)

先ずはここからスタート。

感謝の意を込めて、購入の皆様に何かをと考えてアクセサリーポーチとカードをノベルティとして作ることにしました。

アクセサリーは旅先などでもSHIZUKUのアクセサリーを連れて行ってもらえるようにと考えて用意しました。中央にSHIZUKUのチャーム付きです。

カードはイラストレーターのhanada marikoさんに何度も打ち合わせを重ねてイラスト入りカードを作っていただきました。

スクエア型の小さなカードはポーチに入るサイズにしました。

SHIZUKUのイメージで2種類のカードになりました。

『冬のコマドリ』と『クレマチスとシズク』

わたしの好きなモチーフです。

(ちなみにクレマチスはわたしの誕生日花。これはたまたま。偶然です。)

さてこのノベルティを携えて、

今から始まる『軌跡』に向けて気持ちが高まる

1st. stageです

#02 2nd. stage 「cafe オチコチ」

続いては、2nd stage

「cafeオチコチ」(2021.12.4〜)

オーナーの渡邊さんとは、起業セミナーの同期でもあり、

私が運営している「カシズク」のオープンの時期も一緒でした。

お店で使う器を見に行ったり、オープン前のあれこれを話し合ったりの仲なのです。


「cafeオチコチ」では数年前からお店で焙煎するようになり、今回の「軌跡」に合わせてオリジナルのドリップパックを作って頂きました。珈琲は好きなのですが、打ち合わせや制作度に飲む機会が続くとけっこうきつくなってしまうこともあります。そこで、それを考慮して、いつも飲んでるグァテマラベースに爽やかさをプラスして私好みのブレンドしてくれました。飲みやすくて美味しいコーヒーのできあがり、そして、shizukuの為の・・・これってとてもうれしくないですか。

オチコチではこのドリップパックと一緒に私はペーパーホルダーを制作しました。なんだかふたりの共通のツールが出来たようでうれしい2nd stageでした。

#03 3rd.stage「おうちと食卓、時々コーヒー」

続いては、3rd stageは

「おうちと食卓、時々コーヒー」(2021.12.11〜)

「おうちと食卓、時々コーヒー」さんは建築デザイン事務所と併設しているギャラリーなので、

おうち時間を楽しめるアイデアがいっぱいです。

会場にある素敵な施工の写真に刺激うけて、おこがましくも私も「おうちのモビール」作ってみました。

そして、つしまかおりさんとのコラボ作品も・・・

最初に伺った時にコンクリートの天井にいくつも基礎のワイヤー?アンカー?があり、

ランプやモビールがたくさん下げられる!と、

紹介してくれた、つしまかおりさんと小躍りしながら帰ったのを覚えています。

かおりさんの鳥さん達と共に、ふわふわ優しい 3rd stageになりました。

#04 4th stage 「cafe空のいろ」

続いては、4th stage

「cafe空のいろ」(2022.1.11〜)

「cafe空のいろ」さんのオーナーは、毎年個展でお世話になってた、ギャラリーエンラセの店長でしたので、設営の際は大変お世話になりました。

カフェをやりたいと2年前に聞いたのも私の個展の時でしたし、また今回のお話に伺うと春にはここを閉じてまた新たな場所で始めるとの事。

何かいつも話すタイミングが一緒で2人で可笑しくなりました。

今回の展示をギャラリーではなく、

あえてカフェスペースをお借りしたのは、

オーナーさんの想いの詰まった空間で展示したかったからです。

おかげで美味しいカフェメニューを頂きながら過ごした 4th stageです。



#055th stage 「和泉ぱん」

続いては、5th stage

「和泉ぱん」(2022.1.11〜)

「和泉ぱん」さんのオープン時にランプを注文して頂いたのが今回のきっかけです。

お店の近くの海岸に渡り鳥が来ると言う事で、

渡り鳥のランプを即決注文してくれました。

お店は3坪程の小さなスペースです。

お客様のじゃまにならない様に、壁に合わせた什器を作りました。

 週末しか在廊出来なかったのですが、行くと常連さんが「いつものパン」を購入されてました。

地元に愛されるパン屋さんを目指している和泉さんらしい空間でした。

私も行く都度に「いつものパン」が増えた 5th stageです。

#06 6th stage 「Therapy Drop」

続いては、6th stageは

「Therapy Drop」(2022.2.1〜)

「Therapy Drop(セラピードロップ)」さんとの出会いは、私の運営しているレンタルギャラリーの「カシズク」が

オープンまもない頃、「Therapy Drop」さんがカシズクで他の作家さん達とイベントされた時に出会いました。

屋号が両方とも「雫」であり、イメージカラーがブルーと言う事もあり、近いものを感じたのを覚えています。

昨年の朝倉(ギャラリー「cobaco」)での個展に来て頂き再会した事から、今回の開催のきっかけになりました。

「雫」型のブローチをコラボして制作しましたが、

在廊中も制作話は尽きず、

スキマ時間にあれこれ考えては

写真を撮りまくりました。


おかげで脳が活性化しまくりの

6th stageとなりました。

#07 7th stage 「珈琲と麦酒」

続いては、7th stage

「珈琲と麦酒」(2022.2.18〜)

今回の周年記念イベント「軌跡」は、

今までの繋がりで出来た「軌跡」と、

これから繋がる「軌跡」とをテーマに開催しています。


この「珈琲と麦酒」さんは、

私にとって、

これから繋がる場所のひとつとなりました。

1階ではオーナーのともこさんの美味しい珈琲を求めて常連客が訪れています。

会期中は「珈琲片手に2階へどうぞ!」

そんな声が聞こえて来て、別々の空間なのに、

一体感のある心地良さはとても居心地よかったです。


「ただいま〜っ!」と言える7th stageでした。

#08 8th stage 「VERONICA WORKS」

続いては、8th stage

「VERONICA WORKS」(2022.3.12〜)

「VERONICA WORKS」さんは、お店の奥が工房になっています。

いつも製造作業やプロモーション用の制作などされています。

初めて伺った時、

この空間だったらどのように私の作品でディスプレイできるかなと考えて(職業病のようなもの。笑)

上ばかり見てた気がします。

それに気づいたのか、私の顔がわかりやすかったのか、「うちで良ければ好きなように使って下さい」とオーナーさんがおっしゃってくださり、

これがきっかけとなり今回の会場となりました。

いろいろとわがままを聞いてもらい、

同時開催の「ぱんフレット」さんでのコラボとして

チーズケーキのセットも実現しました。


その2会場をお客様と何度も往復する楽しいお散歩モードの8stageでした。

#09 9th stage「ぱんフレット」


続いては、9th stageは

「ぱんフレット」(2022.3.12〜)

「ぱんフレット」さんは私にとって、

最初の出会いから、 気持ちをリセットして自分らしく居られる空間であり、

オーナーの「ぱん」さんの人柄も合わさり、

特別な場所になっています。

今回の「軌跡」では、いろんな場所でランプを展示しましたが、

「ぱんフレット」さんには天井にランプを下げるシーリングやレールがないので、

間近に見られるランプスタンドを作りました。

こんな発想も、

自分の気持ちをゆったりさせてくれる

この空間だからこそだと思います。

やっぱり自分らしく表現出来た 9stageでした。

#10 9.5th stage 「珈琲と麦酒」

続いては、9.5th stageは

「珈琲と麦酒」(2022.3.22〜)

「珈琲と麦酒」さんは

7th stageでもお借りした会場なのですが、

今回はエクストラステージとしての

開催となりました。



せっかくならばと、

「お茶と灯」と称して、

「蘊-on-」さんとlampを思う存分味わってもらう

『薄闇の茶会』や『日本茶カフェ』と

お互いのやりたい事をうまくミックスできた

イベントになりました。

いろんな感性の方とコラボすると、自分ひとりでは思いつかない事が沢山あると感じて新鮮です。

普段味わえないcafeのスタッフ気分になった9.5th stageでした。

#11 10th stage 「カシズク」

最後は、10th stage

「カシズク」(2022.3.26〜)

「軌跡」のスタートを切った会場でもある「カシズク」へ戻ってきました。


「いろんな会場を巡るのが楽しかった〜」

「終わるのがさみしい…。」

そんな嬉しい声をいただきながら、

「軌跡」を振り返り、

しみじみと今回の企画を噛み締めた4日間でした。

長かった4ヶ月間のコラボした作品を展示したり、

プロジェクターで会期中の画像を流しました。

訪問してくださった方と一緒に

プロジェクターから流れる映像を見ながら

「この会場はどこですか?」


最後はアットホームな気分で締めくくることのできた10th stageでした。